こんにちは。
ナースの独り言です。
私はハゲている人、嫌いじゃありません。
若ハゲの方と長年付き合っていたことがあり、
彼の、生え際の最後の最後の1本の髪の毛まで一緒に見送りましたし、
その後、彼がスキンヘッドにしても、変わらず愛しておりました。
そんな「ハゲ好き」な私が書くことなので、
どうかお許しをいただければと思います。
さて、病棟にいると、髪の毛にまつわるエピソードが満載です。
それだけ髪の毛の問題って患者さんにとって深刻なんだと思います。
しかし、対応する看護師も同様に、真剣だし深刻なのです。
まずですね・・・
お風呂に入れない人を、シャンプー台で洗髪するのですが、
左右の髪の毛の長さが全く異なる方が時々おります。
長い方を反対側に持っていって、頭頂をカバーしているんですね。
まず、左右の長さが異なる髪は洗いづらい・・・。
そして大切なお髪ですから、
1本たりとも抜けないように、
シャンプーやドライにはとても気を使いました。
看護師もぐったりです。
(ちなみにツルツルの無毛部分も、シャンプーつけて優しく一緒に洗うんですよ)
そして洗った後、ドライヤーで乾かしたりするのですが、
うまくスタイリングできないので、とても困るのです。
「どうしますか?」なんてなかなか聞くこともできないですしね。
長い方おさげにしますか?なんて言ったら怒られるだろうし←コラ
今でもあの対応でよかったのか疑問です(笑)
黒のふわふわしたベレー帽を被っているから、
帽子を取るように伝えたら、会話が全く成り立たなくて、
よくよく確認したらベレー帽だと思ったのは
髪が増えるように頭皮に乗っける粉のハゲ隠しだったり。。。
そんなにいっぱい乗せなさんな・・・・。
一番印象に残っている患者さんは、Iさん。
ちょっと大掛かりの検査で入院してきたのですが、
検査の時にカツラを取るのを断固拒否。
基本、メガネもカツラも全部外してもらうのですが、
特別に許可が降りました。
さて検査が終わって、お迎えに行ったところ、
まだ麻酔で寝ていて、ほぼカツラが外れた状態のIさん。
見てはいけないものを見てしまったようなナースたち。
そーっと頭に乗せてあげました。
次に見に行くと、ビシッとカツラがきまっていて
すっかり元通りのいつものIさんでした。
外れてましたよーん、とは口が裂けても言えませんでしたね(笑)
そんなこんなで、髪の毛のネタは結構あります。
「看護師はみた」ってドラマができそうです笑