現役ナースの独り言 

病院のエピソードや、健康情報を伝えていきます。

障害のある子には就労より性教育

こんにちは。

ナースの独り言です。
 
 
障がいのあるお子さんの進路や就労の問題がどんな感じか知りたくて、あるところで学んでおります。
 
そこでは親同士で話す時間があって、色々情報交換したりするわけです。
 
皆さん、高校や大学のお子さんをもつ親御さんなので、私より断然真剣です。
 
 
私が以前勤めていた大学病院には、軽度から重度まで、色んなタイプの障がいの方が入院してくることもあり、その時代のことを思い出して話したことがあるので、こちらでもシェアしますね。
 
 
性のこと、、、ちょっと親としては、あまり見たくない、知りたくないことかもしれないので、自己責任で読み進めて下さい。
 
 
軽度の障がいがある女性のお話です。
 
これは、大学病院にたまたま入院してきた方の話なので、全ての人がそうなるということを言っているわけではありません。
 
 でも、可能性としてはある、と思って、それぞれ考えるきっかけになればと思います。
 
 
 
ある日、大部屋で盗難騒ぎがあり、警察やソーシャルワークに相談。
 
そこで犯人と思われる、ある30代の女性のことが発覚しました。
 
コミュニケーションはそんなに問題にならないけれど、理解力があまりなく、どうやら軽度の障がいがあるらしい、と。
 
そして、どうやら過去に3.4回出産しており、お子さんがいるようだ。
 
お子さんは育てられないのか、乳児院児童養護施設に預かっているもよう。
 
父親は不明。
 
 
 
大学病院は病気が治れば退院して、それからは患者と接点を持ちません。
 
病院という場は治療が大前提であることと、彼女に障がいがあるということで、事件のことは公にはなりませんでした。
 
彼女は警察が調査に来たことも知らず、犯人と疑われていることも知らず、盗難品も結局不明のまま一週間ほどで退院しました。
(ほぼ怪しいけれど、犯人と断定されたわけではなかったのですよね)
 
なので、その女性がそれからどうなったかはわかりません。
 
 
 
私が結婚する、ずっと前の話です。
 
まだ独身だった私でも、その方の子ども達のことがとても気になったのを覚えています。
 
その勉強会で、急にそのエピソードを思い出したので皆さんにシェアしました。
 
(親がみーんな 就職就職 で頭がいっぱいの人ばっかりだったからさ笑)
 
男の子も、女の子も、とりあえず親元から離れられるくらいの軽度の子であるならば、就職のことももちろん大切だけど、避妊の方法、自分や相手の体を大切にすることをきちんと教えてあげないとダメだよな、、、。
 
と思います。
 
 
障がいがある子たちは、性に開放的な場合が多いような気がしますので。。。
 
私も書いててザワザワしますけどね、、、笑
 
大切だと思ったので書きました(^^)