現役ナースの独り言 

病院のエピソードや、健康情報を伝えていきます。

診察にすぐ呼ばれる人、呼ばれない人

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

病院に診察を受けにいくと、必ず「待ち時間」というものが発生しますよね。

 

ぶっちゃけ「予約時間」は「絶対呼ばれる時間」ではありません。勘違いする患者さんがいて時々トラブルになります、はい・・

 

 

同じ時間枠に・・・例えば9時予約枠だったら、その枠に3人とか普通に入れますからね。

診察に時間がかかる患者さんが間にいると、どんどん呼ばれる時間がズレるわけです。

 

そして、すぐ呼ばれる人、呼ばれにくい人、というものが実はあります。

絶対ではないですけどね。

先生も人間ですので、来た順番には呼ばずに

順番を前後させたりすることが多いです。

 

「この人自分より後に来たのに抜かされた」って思った経験はないですか??

 

そんな「待ち時間」にまつわる裏話を

独り言の独断と偏見で書いていきたいと思いますw

(システムが異なる病院はあるので、そして、医師によって傾向も変わるので、あくまでも参考程度にお願いいたします笑)

 

 

 

まず、

 

呼ばれやすい人は

 

・きちんと予約時間を守って来た予約の人

(早すぎても、逆に遅すぎてもすぐ呼ばれない)

 

・短時間で診察が終わると思われる人

(話が簡潔な人、症状変化なく薬をもらいに来ただけの人)

 

・重病だと思われる人

 

・発熱など感染症が疑われる人

(可及的速やかに診察してお帰り願いたい)

 

ですね。

 

逆に

 

呼ばれない(後回しにされる)人は

 

・毎度毎度すんげー話が長くて、質問が多くて、診察が終わってもなかなか帰ろうとしない人・・・

男女問わず結構な頻度でいるよw

 

・予約時間にやたらめったら早く来る人(例えば、予約時時間が17時なのに16時にきたとしたら17時くらいまでは待っててもらう。16時台の予約の人、その人が来る前から待っている人が優先される)

 

・予約時間よりすごい遅く来る人(今来ている人を優先します。もし予約時間が過ぎてるからと早く呼んだとしたら、毎回毎回予約時間よりわざと遅れてくる裏技を使う人がいるため)

 

・紹介状を書く必要があると診察前にわかっている人(時間がかかるため)

 

・診察に時間がかかりそうな症状の人

 

・クレーマー

 

などなど・・・

 

 

こう挙げてみると、結構色々な例がありますね。

 

1回、2回じゃなく、

「私、いつもいつも後回しにされるんだわ!!」っていう方がいたら、それはもしかしたら

「この人面倒くさいからあとでね」って

医者に思われているのかもしれませんよ(笑)

 

                                                                                                                             

 

 

整形するとわかっちゃう??

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

昔、永久脱毛に通ってた美容系のサロンで、

よく「整形」の勧誘を受けました。

 

看護師さんは金払いがいいイメージがあって、高額商品の勧誘はよく受けます(笑)

 

その時は、鼻と豊胸手術をしたサロンのスタッフナースに、

「オススメですよ!!」としつこく勧められましたが、

そのナースさんの顔を見て

「ふーん・・・・整形して・・こんな感じなのか・・・??」

と思う感じだったので、そんなに心が動きませんでした(正直でスミマセン)

 

あとは、豊胸手術すると授乳する時に問題があるとかないとか・・・

鼻は、豚の真似みたいに鼻を持ち上げられなくなるとか・・・

そんなことを話していましたね。(ますますやりたくなくなったけどw

今の整形事情はどうなんでしょうかね??

 

 

さて、患者さんで、なんと90代の方に整形疑惑が持ち上がったことがあります。

意識がない寝たきりの方でしたが、胸の形が明らかに・・・

 

20代のそれだったのです。

 

 

志村けんのひとみバアさんまでは行かなくても(わかるかな?)

やはり加齢とともに、胸はそれなりに、あーなってそうなります・・・・。

 

あとはレントゲンにバックがはっきりと白くうつりましたね。

バックが白く映りすぎて、まっしろけっけ。

肺の状態が全くわからないという・・・(苦笑)

 

今はレントゲンにははっきり写らないことが多いようなんですが、CTでは完全に豊胸してるってわかるようです。

 

さて、その90代の方の形のいいおっぱいは、パック全体が完全に石灰化していて、触れるとコンクリートのように固くなってしまっていました。

 

ガッチンガッチン。

 

お顔もよく見たら、お鼻と顎と目の二重もやっているような感じでしたね。

お若いころは綺麗だったんだろうなーという印象のおばあさまでした。

 

ご家族がいらっしゃらない方だったので、お若い頃の様子はわかりませんでしたが、当時90代(昭和一桁??)で整形とは・・・・

 

かなりハイカラな方だったのかと思います。

 

 

 

 

年越し勤務は独身ナースに人気な訳

あけましておめでとうございます。

ナースの独り言です。

 

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いつもつたないブログを読んでくださって

どうもありがとうございます。

 

 

私は約20年間大学病院で働いておりました。

大学病院なので、クリニックとは違って、

365日24時間営業です。

 

毎年年末だろうが、夜勤も日勤も必要で、

お休みをとりたい既婚子持ち主婦の先輩がたは

勤務が決まるまでは、何かとピリピリしていました(笑)

 

病棟によって、決め方はあるんですが、

主婦でも年末年始ずっと休めるわけではなく、

必ずどこかで勤務に出なくてはならない「暗黙の了解」がありました。

 

そんな中、独身だった私は、いつも年越しの夜勤(31日から1日にかけて働く)を希望してました。

 

ひとつめの理由は、年末まで頑張って、年明けに休みたいから。

私の勤めていたところは、2交代勤務でしたので、夜勤が31日16時半から1日の8時半になります。

1日が夜勤明けだと、2日は必ず休みになります。

そのついでに3日まで休ませてもらってました笑

(みんながやりたがらない年越しの夜勤したので、その辺は大目に見てもらえる)

 

ふたつ目の理由は、患者さんが圧倒的に少ないから。

お正月中は外泊に行く患者さんがたくさんいて、病棟に残るのは、一人暮らしで帰っても一人だとか、家には帰れないほど重症の方だけです。

半分以上の患者さんが病棟からいなくなり、年越しの夜勤はいつもに比べてとても楽でした。

残された患者さんも寂しいのか、検温に行くと、「紅白の1曲だけ付き合って・・・」とベットに並んで腰掛けさせてもらって、みかんをいただいたりしながら一緒に過ごしたりするのも楽しみの一つでした。

救急外来の勤務のときも、年越しはほとんど救急車が来なかったですね。

来るのは本当に重症な人だけでした。

その代わり元旦すぎると、元旦まで様子見たり、我慢していた人たちがやってきてましたので、大混雑ですw

 

年末年始は特別な手当てが出るのですが(20年前の話ですが、一回の勤務で6000円から7000円。夜勤だと日をまたぐので、その2倍)それもまた、働くモチベーションにもなりましたね。

 

今も、お正月も関係なく働いている看護師さんたちはたくさんいるでしょう。

お疲れ様です。

 

救急外来は、31日と元旦は割と空いていますので、

もし一般外来が休みの時に、行かなくてはならない事態になったら、その時期がオススメです。(保証はできませんがw)

 

 

 

 

 

セクハラの冷静と情熱の間

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

22年くらい前までは、胸やお尻を触られても、

「患者さんならまあしょうがないよね」っていう風潮がありました。

今の時代では考えられないことですが、

「まあ減るもんじゃない」って先輩に諭されたこともあります。

 

社会で同じことをしたら捕まるのに、

なんで病院内では許されるのか??

全く納得いきませんでしたが、触る奴というのは大概なんとなくわかるので

独り言は「逃げる」「かわす」という方法で、対処していました。

あとは「絶対触んなよ」オーラを出していましたww

 

それでも空気読めない奴はいるのもので、

チャレンジャーが何人かいましたね。

 

 

手口を紹介すると

 

「胸が苦しい・・」と自分の胸を押さえて言い始めたじじい。

「大丈夫ですか??」と近づこうとすると、

「く、苦しい」と手を私の胸に持っていこうとするw

 

とかw

 

採血の時に血管を怒張させるために「親指を中に入れて手を握ってください」

と必ずいうのですが、すかさず私の手を握ってくる・・・

 

とかw

 

「間違えて変なところにさしちゃうかもしれないけどいいですか?」

っていうと引っ込めますがw ←意地悪🤣

 

お尻触られた時は「あ、奥さんに報告しますね♡」

も効くかなwww

 

しかしこれはかなり昔の話。

 

今やると、下手したら大ごとになる可能性もあるかもしれないので注意です。

 

 

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竹野内さんだったら何をされてもセクハラにはならない・・・?

 

パワハラ」という言葉が出てきたのは2001年だそうです。

「セクハラ」が出てきたのはもっと前ですが、

独り言の病院では、2001年過ぎてから

「これはいけないことなんだ」「怒るべきことなんだ」と

今までスルーしていたナース達が気付き始めた気がします。

 

2005年頃には、お尻を触られた後輩が、ショックで過呼吸になってしまい、

仕事に出られなくなるという事態に。

もともとナイーブな後輩ちゃんでした。

 

その時は師長が大騒ぎして、おおごとになり、

警察に通報するか、強制退院するか・・・

という話になりました。

 

(結局、もう2度としないという念書を書いてもらい、通報も強制退院もせず、そのまま入院していましたが・・・)

 

そのくらい大したことない。

味気ない病院生活、それくらいの楽しみがあってもいいじゃないか!!

という方もいるでしょう。

 

しかし、相手側の受け取り方次第なので、ここは難しいところですね。

 

 

 

セクハラとは話は少しそれますが、クレーマーや要注意人物は

カルテを開くとわかるような印がありました。

(文章ではなく、マークというところがミソ。一見わかりません)

独り言の勤めていた大学病院での話なので、他の病院がどうなってるのかはわかりません。

入院費の支払い遅滞が何回もある、とかもマーク対象です。

 

タチの悪いクレーマーだと、外来予約日をチェックされており、

元警官の人が病院の警備にいてくれて、

その人が外来での診察を影からそっと観察してたりします。

なんか一覧表みたいな紙を持ってて、「今日の外来要注意人物」的なリストがあるみたいですw

 

 

あなたも知らないところで観察されているのかもしれませんwwwww

 

 

という話でしたw

 

 

 

 

 

ナースに向いている血液型は?!

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

新人から19年間勤めていた大学病院では、

病棟ごとに月1回「病棟会」というものが必ずありました、

 

 

病棟会は「日勤後」に行われるため

その日は休みだろうが、夜勤明けだろうが、

会議中に勤務中である「夜勤」と「遅番」以外の病棟のメンバー全員が

絶対参加しなくてはならない完全強制の会議がありました。
(20年以上前の話です。今はどうなのかな??)

 

 

あるとき、そこであまりにも・・・・

あまりにも話が終わらないということで、
(特に主任が話が飛びまくっててすごかった笑)

しびれを切らして、会議の休憩中に

全員の血液型を聞いてみたことがありました。

 

すると・・・・

 

23人中18人(数字自体はうろ覚え・・でもそのくらいの数字)

が同じ血液型であることが判明www

すごいよねw

 

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さーて何型だと思いますか??

 

ヒントは

「話がまとまらない、終わらない」

ですね笑

 

 

 

はい、

 

正解は

 

「B型」

 

でした。まとまらないわけだw

 

 

大爆笑の後(爆笑していたのはB型のみw)

その会話の中で、

多少(多少なのか?)自己中で、大雑把じゃないと

この仕事は務まらないよね!!

って結論になりましたww←雑

 

まあ、いろいろストレス抱えちゃうタイプだと

すぐやめちゃうよね。

図々しさは大事よね・・・。

 

 

数少ないA型さんが、

B型の多さにドン引きしてましたが・・・・。

そこは全く気遣えないB型ですww

 

 

何を隠そう、独り言もB型ですよw

 

一応、A型母に鍛えられてきたので、仕事場ではA型に見られますが、

自宅に来たらわかります(笑)

 B型の私は、B型男子はオレオレで苦手🤣

夫はA型・・多分夫は90%我慢していると思います・・・いつも自己中すみません

 

 

どうでもいい話でした🤣

 

 

 

20年前のエイズの話

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

1年くらい前から

「どう考えてもみんなの免疫が落ちてるよね」

って思う症例に出くわすのです。

 

主たるものは「帯状疱疹

 

帯状疱疹なんて、今まで年に1例も見たこともなかったのに、

月に何例も出てくるわ出てくるわ・・・

本当にありえないくらい増えています。

 

(原因は一つ思い当たるけど、あえてここでは述べませんw)

 

 

 

免疫が落ちる病気といえば、私がまだ10代だったとき、

真っ先に思い浮かぶ病気がありました。

 

「後天的免疫不全症候群」・・・AIDSです。

 

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ドラマにもなったし、大騒ぎしてましたし

当時は「HIV感染者数」がテレビで報告されていた時代でした。

今のあの感染病のようにね・・・・。

 

なのでこの病気を知らな人はいないんじゃないでしょうか??

メディアが大騒ぎしていた時点で、なんかきな臭い気がするのは

私だけでしょうか??笑

 

 

 

さて20年以上前の話です。

20代の男性が、胃の不調を訴えて胃カメラをしたところ、

食道がびっしりカビ(真菌)で覆われていたんです・・。

 

先生が医局で大騒ぎしていたのを覚えています。

 

重症の「食道カンジタ」でした。

 

真菌は常在菌で、皮膚や粘膜のどこにでもいるものなのですが、

免疫が落ちた時に感染して発症します。

 

予想通り、20代の男性も、エイズを発症していました。

 

当時、潜伏期間が数ヶ月から10年であると言われていました。

私の中では、

【感染して治療しなければ、10年くらいで発症するという認識でした。】

 

大概、感染のきっかけは同性、異性間の肉体関係が疑われるのですが、

色々聞いていったところ、彼は過去に一人だけとしか付き合ったことはなく、

彼女以外の人と一切関係を持ったことがない・・・

ということがわかりました。

 

彼があるとき、ボソッと言ったことを今でも覚えています。

 

「彼女は一人いて何年か付き合ったけど、急に連絡が取れなくなって、

会うこともなくそのまま別れてしまった。

今はどこでどうしているのかわからない・・・・」

 

もしHIV感染が彼女からの感染が原因だとしたら、

彼女は浮気していたのか、

それとも自分がエイズキャリアだと気づいて失踪したのか・・・

 

 

いくら思い巡らしても答えはわかりませんし、

原因を究明する意味はないのかもしれません。

 

20代の男性は、同じ県内にある感染症専門の病院(エイズ拠点病院)に転院していきました。

 

それからその患者さんがどうしているのかはわかりません。

 

 

免疫がやたら落ちているとしか思えない今の症例を見ていて、

ふとその患者さんのことを思い出したので書いてみました。

 

まあ、AIDSも人工的に作られたとかなんとか言われてますしね。

今はネットが普及して、20年前いは到底耳にしなかった情報えられるんですよね。

つくづくすごい時代だなと思います。

 

 

 

寄生虫と共に生きる?!

こんにちは。

ナースの独り言です。

 

 

先日は、寄生虫の患者がいてやばい!!という記事を書きながら、

今日は矛盾したタイトルです(笑)

 

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そういえば、あの、お尻に粘着テープを貼り付ける、

屈辱的なwぎょう虫検査って

今はなくなったんですね(2016年で廃止されたよう)

 

化学肥料使用などで、感染率は激減したから

学校で集団で検査する必要性はないよね、ということのようです。

 

私は、もともと現代の過剰な清潔観念がおかしいと思っていて、

あの感染症騒ぎの時の、アルコールによる手指消毒は一切やってませんし、

推奨もしませんでした。

 

そもそも常在菌が死滅してしまいます。

私たちは24時間365日「菌」に助けられているのですよ。

(悪い菌だけじゃないのよ)

 

ちょっとずつ「菌」を体内に取り入れて、

免疫機能を活性化させてているから、

いざという時に自衛できるんです。

 

マスクしてない超健康だった先生の話に出てきました↓

ns-monologue.com

 

現代の風潮では菌もウィルスも目の敵にされてますが、

あいつら、うじゃいうじゃいるんですよ(笑)

アルコール消毒を手にしたくらいでやっつけられないw

 

本当に清潔に保ちたくて手指消毒に専念している人は

そこまでいうなら

アルコール消毒を浴びるほと手にシュッシュした後、

どこにも触っちゃダメです。

 

その辺の手すりや壁に触ったらもうアウト!!

顔も触ったらだめ!

「はい、そこ汚いです。やり直しー」

 

そのくらいやらないと、清潔は保てません。

 

 

そして菌やウィルスが目に見えたら、それこそ潔癖な人は

生きていけないのではないかと思います。

 

繰り返すけど、あいつらうじゃうじゃいるからね???

 

 

 

ちょっと話が逸れました。

 

すみません。寄生虫の話ですね。

 

寄生虫って、要は宿主と「共生」していく生き物です。

宿主が死んだら、自分も死ぬので、基本大きな悪さはしない(はず?)

 

それにアレルギーや自己免疫疾患に有効だという研究もされているようです。

なぜなら、人体の免疫機能で自分が排除されないように、

なんかしらの作用を人体に及ぼしているとかなんとか。

 

寄生虫がお腹の中に結構な割合でいた昔に比べて、

アレルギーや免疫疾患が増えているのも

何かそういうところに理由があるのかもしれません。

(それだけではないと思いますが)

 

なので、

ウィルスや細菌と同じように、何でもかんでも悪者扱いして、

何でもかんでも駆除や死滅させようっていうのは

間違っている気がします。

 

過剰な清潔は病気を招きます。

それと一緒で、寄生虫も全てにおいて死滅させるのは

体に良い影響を与えないのかも??

 

そもそもそういう偏った思考が

健康から遠ざかります。

 

なんでもバランス大事です。