現役ナースの独り言 

病院のエピソードや、健康情報を伝えていきます。

病院はインフル患者に厳しい?

こんにちは。

ナースの独り言です。
 
 
 
大学病院で19年働いて来ました。
 
大学病院は退職して、時間が経過したので、ナースの裏話、、、お役に立てそうな私の経験を少しずつお伝えしたいと思います。
 
(あくまでも私の経験ですので、病院によっては違いがあるかもしれないことはご了承くださいませ)
 
 
さて、今日は、今大流行中のインフルエンザについて。
 
 
インフルエンザ、キツイですよね。
 
私も過去に2回かかりましたけれど、熱が出なかったんです。
 
でも、絶対、これいつもの風邪じゃない!!とわかるくらいシンドイんですよね。
 
 
皆さんも、楽になりたくて、病院に来られると思います。
 
辛いんだから、丁重に扱われて、若くてかわいい看護師さんに、優しく診てもらえるーと思っていると思います。(特に独身男子)
 
ところが奥さん、
現実は全然違うんですのよ。
 
大学病院の外来でインフルエンザと診断されますと、可及的速やかに帰宅させられます。
 
可及的速やかに、です。
 
 
マスクしてこないと、看護師から白い目で見られる上、強制的に自動販売機で買わされます(笑)1枚100円だったかな。
 
レントゲンとかの検査も中止。(不特定多数の人との接触は避ける)
 
もちろん入院させてくれません。
(入院しなければならない重症な方は除く。入院病棟は個室になります)
 
一般的なインフルエンザの場合、
家に帰って薬飲んで寝て下さいねーって
可及的速やかに帰宅させられます。
 
医療者は可及的速やかに帰すことだけにコミットして動きます。
 
 
正直、インフルエンザ患者には長居して欲しくないのです。
 
 
 
それはですね、高齢者、薬の副作用で免疫が下がっている人など、インフルエンザに感染したら、命にかかわる患者さんがたくさんたくさん入院しているからなのです。
 
これは、院内感染をしないようにするためなのです。
 
 
ですから、インフルエンザと診断されて、なんか急にばい菌みたいな扱いされたー!!って思っちゃった人がいたら、ごめんなさい(笑)
 
やむを得ない事情があるのです。